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喫茶スペースのある家
Feb.16.2023

戸建てのリノベーションをさせていただきました。

コロナも落ち着いてきたとはいえ、何かと外では集まりにくい状況ですので、近しい人と集まれる場として活用していただければと思い、家族とのプライベートスペースとは別に、友人を招きおもてなしをできる喫茶スペースを設えました。

全体的に白地にブルーの色味が映える美しいカラースキームとなっています。

ゴッホの作品「花咲くアーモンドの木の枝(Almond Blossom) 」の壁紙から抽出した色味、サックスブルーのタイルと、San Jose Blueというターコイズの色味を造作カウンターの扉色とし、ゴールドのアクセサリーをポイントに入れています。

掃き出し窓のカーテンと出窓のプレーンシェードも同じバイカラーの色味で作成しています。
カウンターへと続く造作収納は、上部が両サイドから開く食器棚、真ん中は鏡貼り、下部は収納としており、充分な収納量となっています。
上部分は、奥の空間に光が届く様、ガラス戸で仕上げました。
また、鏡貼りにすることで空間を広く明るく見せてくれるので、造作家具の圧迫感を感じません。
元々、和室だった空間がこの様に変化しました。障子窓から上げ下げ窓へ変え、外側に開く格子付きのフレンチドアによって明るく素敵な空間になりました。お客様がこちらから出入りできるように、デッキも作成予定です。

今後この空間でお茶会をしたり、お教室などの貸しスペースとしての活用も考えていらっしゃいます。
ほとんど使っていなかった和室が活かされて良かったです。

英国より取り寄せた照明は職人が一つ一つ手吹きガラスの手法で作り出しています。
喫茶ルームには、青で特注した手吹きガラスならではのグラデーションが美しいランプシェードを取り付けました。
そして、今回は和室も設えました。
落ち着いた色味の琉球畳と、障子や襖には光沢のある壁紙を張り、モダンな和室となりました。

喫茶ルームなどのセミオープンスペースや、モダンな和室など、ご興味がございましたら、
また使っていないスペースの有効活用法なども是非ご相談下さいませ。